わざわざ、お客様の商品購入額に合わせて木を植える事業を展開している企業もあるくらい、世界規模で森林保全が謳われています。
社会的にIT化が進む中で、森林保全を目的としてパーパレスな社会を目指そうと大手企業がそれを推進していることもあり、その影響で中小企業にもペーパレス化の波が来ています。
それはとてもいい影響と言えることで、実際に日本国内のコピー用紙の使用率はわずかながら低下しているそうです。
製紙製造業界には痛手なのかと思いましたが、日常的に必要とされる紙はコピー用紙だけではないため、経営を大きく圧迫するような状態には陥っていないようで、ひとまず安心です。
トイレットペーパーやノート、商業用の複写用紙など、まだ社会から消せない必需品として、需要が見込める紙製品がたくさんあるからでしょう。
IT業界に限った話ではないかもしれませんが、社外秘の書類が簡単にプリントアウトされてしまうことが問題になりました。最近では、社外秘文書のプリントアウトには所属長の承認が必要だったり、取り扱いが難しくなっています。それと合わせて、裏紙をメモ用紙に使うことを禁止し、ミスプリントにならないように画面上でしっかりとチェックしてから印刷することを意識づけることで、無駄なコピー用紙の消費を減らしている会社もあります。
物を大事にする精神にも影響することなので、ぜひこのままペーパレス化は推進して欲しいと思います。